音楽系喫茶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 21:09 UTC 版)
「日本における喫茶店の歴史」の記事における「音楽系喫茶」の解説
「音楽系喫茶」と呼ばれる音楽と結びついた業態の喫茶店は、美輪明宏や金子由香利などを輩出した「銀巴里」や戸川昌子が開店した「青い部屋」に代表されるシャンソン喫茶、「ACB」「メグ」「灯」のようなジャズやロックの音楽演奏がサービスの主となったジャズ喫茶やロック喫茶、クラシック音楽のレコードを店内で聴かせる名曲喫茶、うたごえ運動と結びついた歌声喫茶、後年のディスコ・クラブに多大な影響を与えたゴーゴー喫茶やロカビリー喫茶など、多数の業態の店が誕生している。 コンポーネントステレオやLPレコードが個人にとってはまだ高価であった時代であり、喫茶店にはこうした音楽鑑賞を趣味とした庶民への場所貸しといった要素も強かった。そのため、住宅環境の改善や音楽媒体・再生機器の低価格化が進むにつれ、こうした業態の喫茶店の需要は無くなっていった。
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