非家電への転換と多角化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:25 UTC 版)
そうした1989年の状況のなか、シントクは業界に先立って非家電業態への転換を推進。シントクエコー店の4階を玩具売り場に改装し、さらに10月31日、本店の一軒おいた隣に非家電分野中心のホットリスト(HOT LIST)を開店した。若者や女性をターゲットに輸入雑貨やプレイガイド、美術品まで手掛けた新業態店であり、中堅家電量販店の生き残り策として注目された。 しかし、目標としていた年商30億には届かずホットリストは失敗、全面改装して1991年9月1日にAVソフト専門店に衣替えし、1992年10月10日にはセガ・エンタープライゼス(現:GENDA SEGA Entertainment)と業務提携して本店をゲームセンターに業態転換。翌1993年1月にはドラッグストアを開店してチェーン展開に乗り出すなど、非家電部門の強化と事業の多角化を推し進めていった。このように非家電業態への転換と多角化を急いだ背景には、1991年3月にメーカー販社からのヘルパーが全廃になったことが大きいといわれている。
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