震災体験の描写
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 08:01 UTC 版)
作者自身も神戸で被災しており、また舞台を現代の神戸に設定していることからも、作中でも阪神・淡路大震災について、度々触れられている。しかし、1995年の時点で高校生だった主人公、辰木桂はまだ神戸に引っ越す前で阪神・淡路大震災を直接経験していないという設定のため、作中での震災の話は、桂が被害の爪痕を見ることか、直接体験した桂の友人、金城和歌子とその恋人、林浩の2人が中心となって体験談を語る形で描かれている。 震災の話は第1話から少し触れられていて、友人、鈴木タカ美が地震で揺れた部屋でフラッシュバック体験をするエピソードで桂は震災を体験していない自分が取り残されたような気分になっている。第7、8話では金城和歌子の、第23 - 25話では林浩の震災体験(及びボランティア体験)が描かれている。第40話でも和歌子と林の住んでいた仮設住宅からの引越及び成人式での黙祷が描かれている。この仮設住宅は第2話から登場していたが、ここから退去したことで震災の話は一区切りがついた形になっている。
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