雑賀衆の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 08:49 UTC 版)
雑賀衆は、「雑賀荘」「十ヶ郷」「中郷(中川郷)」「南郷(三上郷)」「宮郷(社家郷)」の5つの地域から成り立っている。砂州や砂丘地帯にあり主に漁業や海運・商業を生業とし一向宗や浄土宗を信仰する雑賀荘・十ヶ郷のグループと、農耕地帯にあり主に農業を生業とし新義真言宗を信仰する中郷(中川郷)・南郷(三上郷)・宮郷(社家郷)のグループに大別された。 雑賀衆の運営については、先に挙げた5つの地域や各共同体組織の代表者で構成される「年寄」の会議で行われた。また、各地域の代表者は輪番制とされていたとも考えられている。その地域の代表者がわかる史料の一つに、永禄5年(1562年)7月吉日付「湯川直春起請文」がある。
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