阿部作二
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'50年代に日活効果部門で効果マンとしてのキャリアをスタートし、'60年代に入り東映大泉撮影所へ移籍。以降、東映テレビプロ作品を一手に手掛けてきた、その道半世紀以上にも及ぶ大ベテランである。その代表作は何と言ってもスーパー戦隊シリーズであり、『バトルフィーバーJ』以降、遺作である『海賊戦隊ゴーカイジャー』に至るまでシリーズ全作品の効果を手掛けている。東映のライブラリ音源を多用しつつ、シンセサイザーを大胆に使用した独特の効果音には固定ファンも多く、その職人芸的なサウンドデザインは同シリーズを象徴するファクターのひとつと言っても過言ではない。晩年はPro Tools等を使用したコンピューター上での編集に移行し、生涯現役の活動写真職人であった。2010年に体調を崩した際には、戦隊シリーズの進行を当時東洋音響に所属していた小川広美が代行。のちに現場復帰するも2011年に死去。
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