防衛監察本部での職務
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北村は、防衛大臣兼安全保障法制担当大臣中谷元に任命され、2015年4月1日から2018年3月31日まで防衛監察本部防衛監察監を務めたが、2017年の第193回国会で、あるジャーナリストが行った自衛隊南スーダン派遣部隊作成の日報の情報開示請求に対する不開示決定が問題視され、防衛省が国会閉会後の同年2月7日に日報一部の存在を発表するに至ったことから(自衛隊日報問題)、同年3月から7月にかけ、 監察対象機関を「本件日報の管理に関係する防衛省の機関等」とし、同事象は公益通報により発覚したものであるとして特別防衛監察を行った。一方、このとき、防衛省情報本部を監察対象外として監察しなかったとされている。同年7月28日、防衛大臣稲田朋美が特別監察の結果を公表し、陸上自衛隊が日報を開示せずデータを削除したとして、組織的な隠蔽を認定して辞任した(自衛隊南スーダン派遣)。 北村が退任してから2日が経過した2018年4月2日、防衛大臣小野寺五典は、前年の第193回国会で不存在と答弁していた自衛隊イラク派遣時の陸上自衛隊の日報のべ376日分約14000ページが見つかったと発表した。4月6日には、航空自衛隊でもイラク派遣時の日報3日分3ページ分を保有していることが公表された。4月9日、2017年の特別監察の対象外であった[要出典]本省情報本部で陸上自衛隊の南スーダンPKO日報1年分以上を保管していることが明らかにされた。10月2日、防衛大臣に早稲田大学政治経済学部出身の岩屋毅が就任してからというもの、野党やマスコミ各社からの熱心だった追及は潮が引くように終息した。
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