開催1年延期の決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:06 UTC 版)
「新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック・パラリンピックへの影響」の記事における「開催1年延期の決定」の解説
2020年3月24日夜(日本時間)、日本の首相である安倍晋三は首相公邸にて、IOC会長のトーマス・バッハとオリンピックの開催延期について電話会談した。安倍は2021年の開催を提案し、バッハがこれに理解を示した。また、会談に同席した東京都知事の小池百合子は、その後の記者会見で、大会名称は「TOKYO 2020」のまま変更がないことも確認されたと発言した。これらの直後に実施されたIOC理事会で延期が決定した。 開催時期については猛暑を避けて春季に開催する案も出ていた。春季開催は大型スポーツイベントとのバッティングが少なく、当初懸念されていた猛暑の問題も解決できるとされた。しかし感染症終息までの期間や予選日程などを考慮し、当初の日程をほぼ1年スライドさせる7月の開催で最終調整が行われた。なお一部では当初の日程をほぼ2年スライドさせた2022年(令和4年)夏に開催する案も出ていた。 2020年3月30日、大会組織委員会、IOC、東京都、日本政府は2021年7月23日に東京大会を開会することで合意した。延期は近代オリンピック史上初で、奇数年に開催されるのも初めてのことである。
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