長男エドワードとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:06 UTC 版)
「ジョージ5世 (イギリス王)」の記事における「長男エドワードとの関係」の解説
しかしその一方で、王太子の立場にありながら、人妻であるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンとの結婚を望み続けるなど、様々な問題を抱える第一王子エドワード(後のエドワード8世)との関係は、年を追うごとに悪化の一途を辿り、ジョージ5世は将来第一王子が自身から王位を継ぐことになるといった事態に頭を悩ませていた。 対照的に、第一王子と違って生真面目で誠実な性格である第二王子アルバート(後のジョージ6世)とは、良好な関係を維持しており、孫娘のエリザベス王女を溺愛していたという。この問題に関してジョージ5世は「自分が死ねば、1年以内にエドワードは破滅するだろう」「長男には結婚も跡継ぎをもうけることも望まないし、バーティー(ジョージ6世)とリリベット(エリザベス2世)と王冠の間に何の邪魔も入らないことを祈っている」と言い残している。そして彼の死後にその予感は的中し、実際にほぼその発言通りとなった。
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