鉛ビスマス共晶合金使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 23:02 UTC 版)
「鉛冷却高速炉」の記事における「鉛ビスマス共晶合金使用」の解説
1991年頃にロシアが開発したSVBR-75/100は、冷却材として鉛ビスマス共晶合金(英:Lead-bismuth eutectic)を使用している。 ソ連では鉛ビスマス中の酸素含有量を適切な範囲内に維持することにより腐食を大きく弱めることに成功し、原子力潜水艦に利用され冷戦終結後の経済低迷で退役されるまで良好な状態を維持した。 日本においては、ナトリウム冷却高速炉もんじゅの開発が1995年の事故で停止したため鉛冷却高速炉の開発が検討され、2000年代の頃はロシアとの間に「Japan-Russia LBE Coolant Workshop」など研究会がもたれ、「Pb-Bi(鉛-ビスマス合金)冷却材は旬の研究テーマ」とされていた。
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