金箔・金粉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/19 09:41 UTC 版)
金箔は、一号色から四号色まで広く使われる。最も一般的なのは四号色である。金沢とその周辺地域で作られたものが出回っている。なお、海外製の金仏壇でも金箔は金沢のものが使われている。金箔を貼る際には接着剤として漆を用いるが、その拭き取りかげんで金箔の輝きが違ってくる。漆を多く拭き取るとピカピカと光る。これを光り仕上げという。対して漆のふき取り量を少なくすると落ち着いた光になる。これを消し仕上げと言う。以前は光り仕上げが多かったが、近年では消し仕上げの方が品良く見えるため、消し仕上げが主流になっている。金箔は金を薄く延ばしたものであるが、金粉は蒔くために金箔に比べて同じ面積あたりの使用量(3~4倍)が多くなる。そのため、重厚な印象に仕上がるが価格も上がる。金粉は金箔製造工程で出る金箔あまりを加工したものが用いられることが多い。
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