金田一の4分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 06:38 UTC 版)
日本語研究では、金田一春彦の1950年の論文「国語動詞の一分類」が語彙的アスペクト研究の先駆けとなった:16。 金田一は、テイル形(〜シテイルという形式)にできるかどうかと、テイル形にした場合の意味に基づいて、日本語の動詞を4つに分類した。 金田一の4分類:16-17第1種 状態動詞 ある、要る、居る テイル形をとらない 第2種 継続動詞 わらう、よむ、うたう テイル形が進行を表す 第3種 瞬間動詞 しぬ、みつかる、きえる テイル形が結果残存を表す 第4種 そびえている、すぐれている 常時、テイル形で現れる さらに、金田一は、この動詞分類がテイル以外の様々な文法形式の可否や意味解釈においても有効であることを示した。
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