野見神社 (一宮市)とは? わかりやすく解説

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野見神社 (一宮市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/28 03:44 UTC 版)

野見神社
所在地 愛知県一宮市今伊勢町宮後字稲荷1929
位置 北緯35度18分57.4秒
東経136度46分58.9秒
主祭神 野見宿禰命天穂日命天照大御神
社格 式内社・旧村社
創建 不詳
例祭 4月16日
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野見神社(のみじんじゃ)は、愛知県一宮市今伊勢町にある神社である。式内社尾張国中島郡「野見神社」に比定され[1]旧社格村社

祭神

上記3主祭神に、宇迦之御魂命須佐之男命合祀する。

神社名の「野見」から、土師氏の祖神である野見宿禰命、あるいは天穂日命と見るのが通説となっている。また、境内に今伊勢古墳群に含まれる野見神社古墳があり、勾玉埴輪等が出土しているが、土師氏が土器の製造のみならず、古墳の築造にも深く関わっていたことも参考になる。

由緒

創建時期は不明であるが、土師氏がこの地域を開拓したさいに創祀したと推測され、『延喜式神名帳』では国幣小社に列し、『国内神名帳|尾張国神名帳』では「従三位 野見天神」と記載されている。また、応永6年(1399年)の「尾張国国衙正税未進注文」(『醍醐寺文書』)には「野見社」の名で見えているので、当時国衙領内社領を有する神社であったろうとの指摘もある[2]。なお、大字名の「宮後(みやうしろ)」は当神社の北方に位置する村落の意味であろうとの説がある(津田正生『尾張国地名考』)。

文化財

  • スダジイ - 目通り2.5m高20m、同種の中でも稀な大木でありながら樹勢は旺盛であり、一宮市の天然記念物に指定されている。
  • 野見神社古墳 - 長径約20m、墳高約1mの小規模な円墳で、古墳時代前Ⅲ期(5世紀前半)の築造と見られている[2]。なお、当古墳が含まれる伊勢古墳群は市の史跡に指定されている。

交通

脚注

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  1. ^ 稲沢市浅井の浅井神社に比定する説もある(天野信景の『本国神名帳集説』や、それを受けた松平君山の『張州府志』(宝暦2年(1752年))、『尾張名所図絵後編』(天保12年(1842年))など)。
  2. ^ a b 『新編一宮市史 本文編上』、一宮市、昭和52年。

参考文献

関連項目




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