野田村 (大阪府西成郡)とは? わかりやすく解説

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野田村 (大阪府西成郡)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 18:30 UTC 版)

のだむら
野田村
廃止日 1897年4月1日
廃止理由 編入合併
(大阪市第一次市域拡張)
現在の自治体 大阪市
廃止時点のデータ
日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
西成郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
隣接自治体 西成郡上福島村鷺洲村稗島村伝法村川北村下福島村
野田村役場
所在地 大阪府西成郡野田村
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野田村(のだむら)は、かつて摂津国大阪府西成郡にあった村。現在の大阪市福島区の西部と此花区西九条朝日のそれぞれ一部にあたる。

歴史

もとは淀川の河口に形成された中州のひとつ。「吉野、野田の」と並び称されるほど藤の花が咲き乱れ、古来から歌にも詠まれてきた。当地の名を冠した「ノダフジ」は右巻きの藤の標準和名にもなっている。

沿革

  • 1889年明治22年)4月1日 - 西成郡野田村単独で町村制施行。
  • 1897年(明治30年)4月1日 - 大半が大阪市へ編入され、北区西成野田となる。残余は西成郡伝法村へ編入され、伝法村大字野田となる。
    • 同時に東成郡野田村も北区へ編入され、こちらは北区東成野田となった。
  • 1900年(明治33年) - 北区西成野田を以下の25町に改編。
    • 西野田亀甲南之町、西野田亀甲北之町、西野田平松町、西野田草開町、西野田玉川町(1 - 4丁目)、西野田大野町(1 - 2丁目)、西野田十六町、西野田対込町、西野田兼平町、西野田今開町、西野田中江町、西野田江成町、西野田吉野東之町、西野田吉野西之町、西野田新家東之町、西野田新家西之町、西野田茶園町、西野田大開町、西野田上島町、西野田下島町、西野田嬉ヶ崎町
  • 1903年(明治36年)11月5日 - 西成郡伝法村が町制を施行して伝法町となる。
  • 1909年(明治42年) - 西成郡伝法町大字野田が同町北の一部となり消滅。
  • 1922年大正11年) - 北区西野田亀甲南之町と西野田亀甲北之町を西野田亀甲町(1 - 2丁目)に、西野田今開町を西野田今開町(1 - 2丁目)に、西野田吉野東之町と西野田吉野西之町を西野田吉野町(1 - 3丁目)に、西野田新家東之町と西野田新家西之町を西野田新家町(1 - 2丁目)に、西野田大開町を西野田大開町(1 - 4丁目)に改編。30町となる。
  • 1925年(大正14年)4月1日 - 分区により、新設の此花区に所属。同時に町名の「西野田」の冠称を廃する。
  • 1943年昭和18年)4月1日 - 分区により、嬉ヶ崎町の全域および新家町(1 - 2丁目)の木場川以西を除いて新設の福島区へ転属。
  • 1944年(昭和19年) - 此花区新家町(1 - 2丁目)を木場町に改編。
  • 1975年(昭和50年) - 福島区側で玉川(1 - 4丁目)、野田(1 - 6丁目)、吉野(1 - 5丁目)、大開(1 - 4丁目)、此花区側(木場町)で西九条(1 - 7丁目)の現行行政地名に改編。
  • 1976年(昭和51年) - 此花区側(嬉ヶ崎町)で朝日(1 - 2丁目)の現行行政地名に改編。

経済

産業

商工業

脚注

  1. ^ 『帝国信用録 第10版 大正6年』大阪府下(ミ)三237頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年11月22日閲覧。

参考文献

  • 帝国興信所編『帝国信用録 第10版 大正6年』帝国興信所、1917年。
  • 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』(角川書店、1983年) ISBN 978-4-04-001270-4

関連項目




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