重核実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 09:08 UTC 版)
HEAO"C-3"実験の目的は、宇宙線源の同定や原子核合成、伝搬モードの解明等のため、宇宙線中の原子番号17から120のエネルギー区間0.3から10GeVの原子核の電荷スペクトルを測定することであった。検出器は、上下両頭のホドスコープと3つの電離箱から構成されていた。両端は、チェレンコフ放射体によって分離されていた。幾何学的因子は4 sq cm-srであった。電離箱は、低エネルギーでは0.24電荷単位、高エネルギーや高原始番号では、0.39電荷単位に分解できた。チェレンコフ計数器は0.3から0.4電荷単位に分解できた。Binnsらはさらに詳細を記している。実験は、Edward C. Stone、Dr. Martin H. Israel、Dr. Cecil J. Waddingtonらの指揮の下、カリフォルニア工科大学のSpace Radiation Laboratory が提案、運営した。
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