配位結合と共有結合との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 20:58 UTC 版)
「配位結合」の記事における「配位結合と共有結合との違い」の解説
配位結合と共有結合も同じく分子軌道により形成されるので本質的には違いが無いが、その分子軌道の構造やそのエネルギー準位により結合自身の性質が決定される。前述のアンモニウムイオン(NH4+)の場合は共有結合も配位結合も窒素のsp3軌道と水素の1s軌道から生成する等価な分子軌道であり、四本の結合に違いは無い。一方、π供与性の配位結合やsp3d混成軌道から生成する配位結合は、もとの電子軌道が等価では無い為に性質に違いが現れる。
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