配位座数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/14 00:49 UTC 版)
ハプト数と同様に、金属錯体における配位子の状態を書き表すものに配位座数(英語版)(denticity)がある。配位座数は、配位可能な部位を複数持つ分子(多座配位子)のうち、金属に結合している原子を特に強調するために用いられるもので、対象となる原子の直前にギリシア文字のκ(カッパ)を置き、結合原子数を上付き数字で示す。ハプト数と異なり、それぞれの配位座が隣接しているとは限らない。 例えば、[NiBr2(Me2PCH2CH2PMe2)] であれば、ニッケルに配位しているリンにκをつけて、[dibromido[ethane-1,2-diylbis(dimethylphosphane)-κ2P]nickel(II) と表記する。
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