配位能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 19:41 UTC 版)
1,10-フェナントロリンと同様に、バソクプロインも複素環化合物であり、1位と10位は炭素ではなく窒素である。この部分は芳香族性を有しており、この窒素が持つ孤立電子対は配位結合を行う能力を有する。さらに、窒素の配置の関係で、2つの窒素が持つ孤立電子対で、2箇所から配位結合を提供できる、多座配位子である。加えてバソクプロインの場合には、2つのメチル基が、2つの窒素が有る側に張り出しており、立体的に嵩高い多座配位子としての性質を強めている。
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