部員間の暴力を巡って
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 21:36 UTC 版)
2015年12月に帝京科学大学柔道部の寮内で3年生の部員が2年生に暴力を振るいあごの骨を骨折させたことが判明した。また、4年生部員数名も負傷した2年生や他の部員に暴力を振るっていたことが明らかになった。これを受けて調査委員会を立ち上げた大学側は、2016年1月に柔道部部長である乙黒の部長職を解除した。さらに、暴力行為に加担した部員を4ヶ月の停学処分にした。なお、暴力を振るわれた2年生は大学を退学した。2016年3月に全柔連の懲罰委員会は、乙黒と直接の加害者である3年生部員を1年間、暴力行為に加担した4年生部員らを3~6ヶ月の会員登録停止処分にした。9月に乙黒は日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に対して、全柔連による調査手続上の不備及び過去の暴行事案に比して処分が重いことを理由に、処分の取り消しを申し立てた。しかし、2017年1月にJSAAは、調査手続の不備を認めた。しかし、「結果の重大性からすれば、処分が社会通念上、著しく合理性を欠くとまではいえない」として、申し立てを棄却した。
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