造血幹細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 20:49 UTC 版)
造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう; hematopoietic stem cell - HSC)とは血球系細胞に分化可能な幹細胞である。ヒト成体では主に骨髄に存在し、白血球(好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球、マクロファージ)、赤血球、巨核球、血小板、肥満細胞、樹状細胞を生み出す。血球芽細胞、骨髄幹細胞ともいう。幹細胞の定義として、一個の細胞が分裂の結果2種類以上の細胞系統に分化 (differentiation) 可能であると同時に幹細胞自体にも分裂可能であり(self renewal: 自己複製)結果として幹細胞が絶える事なく生体内の状況に応じて分化、自己複製を調整し必要な細胞を供給している事になる。この過程を造血という。
- 1 造血幹細胞とは
- 2 造血幹細胞の概要
- 3 余談
造血幹細胞と同じ種類の言葉
幹細胞に関連する言葉 | 間葉系幹細胞(かんようけいかんさいぼう) 末梢血幹細胞(まっしょうけつかんさいぼう) 造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう) がん幹細胞 多能性幹細胞(たのうせいかんさいぼう) |
細胞に関連する言葉 | 筋繊維(きんせんい) 脂肪細胞 造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう) 造骨細胞(ぞうこつさいぼう) 食細胞(しょくさいぼう) |
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