造血回復を目指した治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 01:51 UTC 版)
「再生不良性貧血」の記事における「造血回復を目指した治療」の解説
免疫抑制療法シクロスポリン、抗胸腺細胞グロブリン(ATG)の投与 タンパク同化ステロイド療法 骨髄移植 エルトロンボパグの投与 いずれも副作用があるため、重症例や中等症例のうち輸血を必要とする場合や汎血球減少がある場合のみ行い、それ以外では経過観察する。重症例では20歳以下では骨髄移植が第一選択であり、45歳以上では合併症の頻度が高いためまず免疫抑制療法を試す。20~45歳では患者の状態や希望に応じて選択する。免疫抑制療法を行う場合は、まずシクロスポリンやATGを投与し、無効であればタンパク同化ステロイドを投与する。それも無効であれば骨髄移植を実行する。なお、本疾患における非血縁者間の骨髄移植は生命予後が悪いため、免疫抑制療法が無効であった場合に限られる。
※この「造血回復を目指した治療」の解説は、「再生不良性貧血」の解説の一部です。
「造血回復を目指した治療」を含む「再生不良性貧血」の記事については、「再生不良性貧血」の概要を参照ください。
- 造血回復を目指した治療のページへのリンク