送粉者シフトモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 17:27 UTC 版)
「アングレカム・セスキペダレ」の記事における「送粉者シフトモデル」の解説
セスキペダレの進化に関して、ダーウィンとウォレスによる説明と異なる仮説による進化経路が1997年に提唱された。その仮説は送粉者シフトモデルと呼ばれており、「長い距を持つ植物の進化において、送粉者との共進化ではなく、進化過程で送粉者が入れ替わることにより距の長さの不連続な変化が起こった」とする仮説である。その後の研究により、送粉者シフトモデルを支持する植物群も見出されている。 しかしながら、送粉者シフトモデルは共進化モデルを完全否定するわけではなく、送粉者シフトモデルに適合するとしたオダマキ属の一部について、過去の進化過程でスズメガ送粉者との共進化が起こった可能性も示されている。
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