近年の混乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:11 UTC 版)
州議会における2019年州知事選挙は他州と同じく4月10日に執行される予定であったが、無所属の候補者ジョセフ・ステファン・ムクマディ(Joseph Stéphane Mukumadi)がフランス国籍を保持していることを理由にいったん立候補を取り消された後に再び立候補が認められるという経緯をたどり、ジョゼフ・カビラ前大統領のスポークスマンで対立候補のランベール・メンデがムクマディの立候補は無効と主張する中、何度か延期された後に7月20日に執行された。選挙ではムクマディが25人のうち17票を集めて当選し、8月7日にフェリックス・チセケディ大統領より任命され着任したが、州議会は同年12月28日にムクマディに対する不信任決議を賛成19反対0票で可決し、ムクマディを解任。12月30日にポール・チャビロ(Paul Tchyabilo)副知事を30日間限定の知事代行に選出した。しかしムクマディは辞任に応じず知事の座に居座り、2020年7月16日には憲法裁判所がムクマディの辞任を要求するも、7月23日には再びムクマディが自らを州知事と宣言し、応じなかった。2021年10月28日にサンクル州議会は再びムクマディに対する不信任決議を賛成14反対0票で可決した。12月7日、中央政府の内務大臣はポール・チャビロ副知事を知事代理に任命した。
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