近代の防寒着
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 08:35 UTC 版)
丈は尻丈前後のものが多く、腰より短い、膝より長いものはあまり見られない。 フードがついており、フードの縁には目のまつげのような働きで雨雪を遮るためと、生地が凍結して顔に貼り付くのを防止するため、ファーが取り付けられていることがある。 袖口には雨風が入り込まないよう、ゴム編みやゴム、マジックテープやボタンで絞れるギミックを採用していることが多い。また、腰や裾にはドローストリングと呼ばれる引っ張ることで服と体を密着させられる紐が取り付けられていることもある。 表地の素材はコットンやナイロン、ポリエステル、革など多岐に渡るが、耐水性があり、丈夫な素材が使われるのが一般的である。 高い防寒性を持たせるため、裏地にウールやフリースなどを貼り付けていたり、表地と裏地の間にダウンやポリエステル綿が詰められていたりする。中には軽量化と携帯性に特化し、断熱材が全く付けられていないものも存在する。 アノラック、パーカ、パルカ、ヤッケと様々な呼び名があるが、基本的にどれも同じものである。人によっては使い分けることもあり、アノラック、ヤッケというとプルオーバータイプを、パーカ、パルカというと前開きタイプを指すことが多い。
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