軍服の「ルバシカ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 07:55 UTC 版)
「軍服 (ロシア・ソ連)」も参照 ルバシカは、近代の帝政ロシア時代から軍服としても使われていた。1880年にトルキスタン軍管区で兵士の体操用の服装としてコソヴォロートカが支給されたのがはじまりといい、のちに肩章もつけられるなどして一般的な軍用シャツとなった。 ロシア革命下のロシア内戦時、労農赤軍側は旧体制である白衛軍(帝政ロシア)を打破するという名目から、軍服は帝政時代のルバシカを捨て一新されており、革命以降のソビエト連邦時代には、ルバシカ時代に使われていた階級章の肩章は階級表示方法も一切異なる襟章に変わり、襟の形状も折襟に変更された。しかし、第二次世界大戦下の1943年には再び帝政時代と代わり映えしないルバシカが肩章とともに事実上復古するようになり、ソビエト連邦軍となった戦後しばらくまで採用され続けた。
※この「軍服の「ルバシカ」」の解説は、「ルバシカ」の解説の一部です。
「軍服の「ルバシカ」」を含む「ルバシカ」の記事については、「ルバシカ」の概要を参照ください。
- 軍服の「ルバシカ」のページへのリンク