車いす利用者乗車拒否問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:04 UTC 版)
「帝産湖南交通」の記事における「車いす利用者乗車拒否問題」の解説
2011年 2011年7月、大津市内の路線バスのバス停で、車いすの乗客男性が降車時に転倒した。男性は「乗務員の介助がなかったからだ」として抗議したが、帝産湖南交通は「バス停の道幅が狭く安全性が確保できない」として、同社の約160か所の停留所のうち約130か所で車いす利用者の乗車を拒否した。 これに対し、国土交通省近畿運輸局は2012年1月13日に帝産湖南交通に文書で警告を行った。 2019年 2019年(令和元年)7月3日、瀬田駅から乗車しようとした車いすの男性(女性講師・介助者2人を含む)に対し、帝産湖南交通の運転手が「スロープの操作方法がわからない」と説明し乗車を断った。この乗車拒否を受け、近畿運輸局は道路運送法第13条(運送引受義務違反)に違反するものとして、2019年9月26日から事業用自動車2台を合計30日間(1台につき15日間)使用停止とする行政処分を下した。その後、帝産湖南交通はバス停のダイヤを見やすいものに改善するなどの対策を行った一方で、乗車拒否された男性にはインターネット上でクレーマーとの誹謗中傷を受けることにもなった。
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