蹴る側の作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/20 17:31 UTC 版)
缶からできるだけ近い場所に陣取ってひたすら隠れ、鬼がしびれを切らして缶から離れた隙を狙って缶を蹴る作戦。最も基本的な戦略である。 四方から数人でいっせいに缶に突撃し、全員分の名前が呼ばれる前に誰かが蹴るという人海戦術的な作戦。この作戦は息が合わずに失敗したり、襲撃の相談中に発見されたりした場合は全滅するおそれもある。また、捕まっていない者が少なくなってくると十分な人員が確保できず、この作戦は実行できない。 鬼が数えている間に鬼の背面に気配を殺して立ち続け、数え終わると同時に缶を蹴ってしまうという作戦。缶は蹴ったものの結局はまた最初からやり直すだけであり、つまらないためすぐに使われなくなる作戦である。また、特定の鬼に対して多用すると、いじめと認識される恐れがある。 服などを頭からかぶって顔を隠し、蹴りに来た人の名前を鬼に識別できないようにして缶を蹴る。走りにくく自滅することも多い。この作戦の発展として、体格が似ている捕まっていない者同士の服を取り替えた上で顔を隠しながら突撃し、鬼に間違った名前を呼ばせる作戦がある。 捕まった者が隠れている者の位置を把握できている場合に、全く関係ない場所や反対方向などに視線を送るなどして鬼の注意をそらす作戦がある。ただし、多用すれば当然ながら見破られるため、数回に一回は本当の位置にブロックサインを出すなど、ある程度のパターン変更が必須となる。
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