赤目五瀑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 07:22 UTC 版)
赤目四十八滝のうち比較的大きな5つの滝を、赤目五瀑(あかめ ごばく)と言う。 不動滝(ふどうだき)落差15m。不動明王にちなんで名付けられた滝。「滝参り」はこの滝への参拝を意味する。明治中期以前はここより奥は深山幽谷の原生林で、修験者のみ入ることが許されていた聖地だった。 千手滝(せんじゅだき)落差15m。 岩を伝って千手のように落水するところからの命名とする説と、千手観音に因むとも言われている。黒い岩肌の滝から流れ落ちる白い水としだれかかるイロハモミジと深い緑の滝つぼが絵のように調和した見事な滝である。 布曳滝(ぬのびきだき)落差30m。30mの高さから一条の布を掛けたように落ちるこの滝は全国にある布引滝の中での代表格とも言われている。 荷担滝(にないだき)落差8m。川の中央に位置する大岩を挟んで流れが二手に分かれる様子が、荷物を綺麗に振り分けて担っているように見えることから、「担いの滝」「荷担い滝」と名づけられた。三滝二淵のこの滝は、渓谷随一の景観と称される。 琵琶滝(びわだき)落差15m。滝と滝つぼを合わせた形状が楽器の琵琶に似ている。
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