赤染徳足とは? わかりやすく解説

赤染徳足

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 23:55 UTC 版)

 
赤染徳足
時代 飛鳥時代
生誕 不明
死没 不明
官位 勤大肆
主君 大海人皇子
氏族 赤染
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赤染 徳足(あかそめ の とこたり)は、飛鳥時代の人物。。位階は勤大肆従六位下に相当)。672年壬申の乱で大海人皇子(天武天皇)側の高市皇子に従って都を脱した。

出自

赤染氏[1]は、中国三国時代遼東地方で勢力をなした公孫氏の末裔[2]とされる渡来系氏族で、伴部の一つである赤染部[3]伴造家であるという[4]

経歴

672年に壬申の乱が勃発したとき、近江大津京にいた高市皇子は、父の大海人皇子の挙兵を知って都を脱出し、6月25日に鹿深(近江国甲賀郡のあたり)を越えて積殖(後の伊賀国阿拝郡柘植郷(現在の伊賀市柘植町、柘植川)。当時は伊勢国に属した)山口で大海人皇子の一行に合流した。このとき高市皇子に従っていたのが、民大火、赤染徳足、大蔵広隅坂上国麻呂古市黒麻呂竹田大徳胆香瓦安倍であった。徳足のその後の行動については記録がない。

脚注

  1. ^ 変種に赤染、赤曽部、赤曾部、赤祖父など
  2. ^ 『新撰姓氏録』河内諸蕃
  3. ^ 染色を業としたものと推測される。
  4. ^ 太田亮『姓氏家系大辞典』角川書店、1963年




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