象木臈纈屏風(ぞうきろうけちのびょうぶ)・羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:49 UTC 版)
「正倉院」の記事における「象木臈纈屏風(ぞうきろうけちのびょうぶ)・羊木臈纈屏風(ひつじきろうけちのびょうぶ)」の解説
文字通り象と羊がデザインされた屏風である。斉衡3年(856年)6月25日に行われた宝物点検の記録から、元々は1つの屏風であったことが判明している。ろうけつ染めによって図があらわされている。樹木の下に動物を配したこの様式は、サーサーン朝ペルシアの聖樹禽獣紋から影響を受けている。伊藤義教は、羊木臈纈屏風のモチーフはゾロアスター教起源として「ブンダヒシュン」との照合を考察している。象のモチーフはインドあるいは中国の動物に由来する。屏風からは緑溢れる中でさまざまな動物が息づく楽園の情景が見てとれる
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