調教師としての実績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 06:42 UTC 版)
厩務員は金山を「ボス」と呼んで慕い、金山は厩務の食事をみずから支度して、食い放題・飲み放題で無料で厩務員たちへ振る舞っている。厩舎の食事には、厩務員となった長男も交えて食卓が囲まれる。長男はかつて騎手を目指していた時期もある。「最初はすごく恥ずかしかった」と金山は語るが、慣れてからは特売チラシを片手に行きつけの店を5〜6件回るまでになった。自ら食事を振る舞うのは、厩務員たちへのもてなしといった目的の他に、食費を抑制する狙いもある。騎手の全盛期は2000万円以上を稼ぎ出していたが、調教師となってからはレース賞金が削られたり預託料の値下げで収入が限られるようになり、石油価格が高騰したこともあって馬運車を売り払って厩舎の運転資金に充てたこともある。騎手時代に71キロあった体重は65キロまで落ちた。 決して楽なことばかりではない調教師としての仕事を支えるのは、かつて金山が手綱を取った「キンタローのような名馬を作る」ことを夢として掲げているからである。また、強い馬を作らなければ、ばんえい競馬にファンはついてこないと金山は考えている。 2012年4月よりばんえい十勝調教師会の会長に就任している。 2016年3月20日、フジダイビクトリーでばんえい記念を勝利し、騎手として6度勝利した同競走を調教師として初制覇。
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