説明文法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 文法 > 文法 > 説明文法の意味・解説 

せつめい‐ぶんぽう〔‐ブンパフ〕【説明文法】

読み方:せつめいぶんぽう

文法現象発生変化などの経路理由について究明する文法時代的変遷をたどる歴史文法同系の言語間の比較を行う比較文法などがある。


説明文法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 22:52 UTC 版)

説明文法(せつめいぶんぽう)とは、規範文法記述文法に対する用語である。

日本語処理においては記述文法が形態素解析に大きく関わるのに対し、説明文法は構文解析に関わる。

概要

かつては「日本語は曖昧かつ非・論理的な言語だ」「日本語には文法がない」「日本語には主語がない」といった主張があった。

日本語は主要な印欧語(とはいっても英語)とは違って、述語からみた文法格は語順では示されず、格助詞などによって示されるため、英文法における理論が通用しづらい点がある。

「日本語には主語がない」というのも、おそらくは「主語が多くの場合省略される」「主格を表す格助詞が存在しない(『は』『が』はとりたて詞とされる)」などの理由によるほか、「学校教育における規範的な正書法」が示されなかったという理由もあるらしい[1][2][要ページ番号]

理論

説明文法のひとつとしては、フランス数学者ルネ・トムの『ことばのカタストロフィー』があり、述語が要求する文法格はたかだか四つであり、かつ述語からみて一意であろう、と述べられている。

実際に「私はラーメン餃子チャーハンを食べる」は不自然であり、「私はラーメン餃子チャーハンを食べる」のように「ラーメンと餃子とチャーハン」を一つの「個物」として表現するのが自然である。「私はラーメン餃子をさっきチャーハンを食べた」はより不自然だが「私はラーメン餃子チャーハンをさっき食べた」「私はさっきラーメン餃子チャーハンを食べた」「さっき私はラーメン餃子チャーハンを食べた」はどれも不自然ではない。

脚注

出典

参考文献

関連項目




説明文法と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「説明文法」の関連用語

説明文法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



説明文法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの説明文法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS