誤訳の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 06:59 UTC 版)
登山家の藤木九三(1887-1970)が1954年に出版した著書「エヴェレスト登頂記」において、『名登山家ジョージ・マロリーは、知人から「なぜ命がけでエヴェレストに登るのだ?」と尋ねられた時に、何気ない様子で「山があるからだ」と答えたと伝えられる。』という記述があり、これが日本における初出である。 藤木九三の三男で探検家の藤木高嶺(朝日新聞カメラマン)は朝日新聞の2004年3月6日付で「父は戦前、英国に留学し、欧米の登山界に通じており、昭和29年(1954年)に「エヴェレスト登頂記」という本を書き、その中でマロリーの言葉を「そこに山があるからだ」と訳した。「山」は厳密にはエベレストを指すのですが、まあ意訳ですね。」としている。
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