誤用・派生義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 11:14 UTC 版)
総本社(総本宮)に対する分社のことを末社と呼ぶ例があるが、これは仏教寺院の末寺からの類推と、神社の性質への誤解(神仏習合の影響による寺院との混同)から生まれた誤用である。 かつては、仏教の末寺と同様に、支配・被支配関係を持つ神社同士の関係も存在したが、近代以降は、全ての神社が独立した組織となり、原則として本末関係は存在しない。前近代において、被支配関係にある神社を「末社」と呼称したのかどうかは不明である(八幡のように別宮などと呼んだ例はある)。 幇間(太鼓持ち)のことを、「大尽(大神)を取り巻く」ことから末社ともいう。
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