許状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 19:43 UTC 版)
「許状」は、稽古することを許可する趣旨の書面であり、実力認定の意味合いが強い「免状」「免許」「段位」などとは性格が異なる。 的伝 小習Ⅰ(長緒、盆香合) 小習Ⅱ(入子調、台調) 小習Ⅲ(壺飾、軸飾) 唐物 準教授 茶通箱 台天目 盆点 教授 正教授 乱れ 十徳
※この「許状」の解説は、「武者小路千家」の解説の一部です。
「許状」を含む「武者小路千家」の記事については、「武者小路千家」の概要を参照ください。
許状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 02:00 UTC 版)
志野流における許状取得は、その伝統・道程を守るため、社中増加・流儀拡大を基本的に良しとしておらず、入門から各許状の発行及び伝授式は全て家元一人が執り行っている。特に初めの入門基準には厳しいものがあり、志野流の門人としての心構え、聞香の基本所作を習得する稽古が続き、家元と共に志野流香道の精神と伝統を守り続けることを誓約し入門が許される。なお、志野流香道で学んだ伝統、秘伝、及び作法等に関する知識、技能は他言してはならず、志野流香道で学んだ知識などをもとに、自ら流派、組織を立ち上げることは許されていない。 志野流香道伝授許状概要備考 入門(にゅうもん) 準会員 志野流聞香の初歩を学ぶ 初伝 六国五味伝(りっこくごみでん) 正会員 古くは最後に受ける伝授であったが、志野流門人にとっては一生学び、習得する重要な内容であるため、現在は初伝として初めに家元から伝授を受ける 二伝 炷合(たきあわせ) ↓ 数名の門人が集い、それぞれが持ち寄った四季・雑(無季)・祝の香木の銘と香りで、春夏秋冬、春夏秋冬と香銘を繋いでいく聞香形式当季から始まり、各々が前者が出した銘に合う次の香を炷き出す 季節を戻らない、季節が変わるごとに無季の雑の香を炷くなど約束事が多く、長い時は休憩をはさみながら終日行われる 三伝 炷合十種式(たきあわせじゅっしゅしき) 師範会員 一つの香炉(銀葉)に二つの香木を載せ、その香りを聞き分けるという、とても難しい組香を行う技術力ではなく、精神力が問われる伝授である これより、門人は志野流高弟の部類に入り、「引次」を受けることにより教授者の資格を与えられる 四伝 古法百炷聞(こほうひゃくちゅうぎき) ↓ 志野流組香内十組の内十番「十炷香」を十名で休みなく十回繰り返す、満点の者は百点になるこの伝授も、禅の如く無心で香を聞くための修行であり、古くは、志野流の門人としての聞香修練のため、百炷聞を十回行う「千炷聞」も行われた 五伝 名香合(めいこうあわせ) ↓ 初代志野宗信が選定した六十一種名香を使用した香合わせ 六伝 作銘香(さくめいこう) ↓ 本来、香木に名(銘)を付けるのは天皇、公家、大名そして家元に限られているが、志野流では、この作銘香の伝授を家元から受けると自ら香木に銘を付けることが許される 七伝 連理香(れんりこう) 皆伝者 皆伝
※この「許状」の解説は、「志野流」の解説の一部です。
「許状」を含む「志野流」の記事については、「志野流」の概要を参照ください。
許状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 02:45 UTC 版)
「許状」(きょじょう)は、稽古することを許可する趣旨の書面であり、実力認定の意味合いが強い「免状」「免許」「段位」などとは性格が異なる。裏千家ではさらに平成12年(2000年)から「許状」と対応した「資格」制度に改定した。これは従来「初伝」「中伝」などと称していたものを改定したもので、履歴書の資格欄に書いてわかりやすいようにという学習者の便宜を目的としたものである。資格は対応する許状を全て取得すると得られる。 許状概要資格入門 割稽古・盆略点からはじめて薄茶・濃茶の基本の点前や炭手前など、世間一般が茶道と聞いて思い浮かべるほとんど全てを含んでいる 初級 小習 十六ヶ条の習い事と呼ばれるもので、特別な道具や状況に即した変化を学ぶことで茶道の基本を身につけることを目的としている 茶箱点 茶箱を用いた裏千家独自の点前であり許状である。従来は「欄外」に区分されていた 茶通箱 台子点前の準備段階として重要な道具の取り扱いを学ぶことを目的とした、いわゆる「四ヶ伝」 中級 唐物 台天目 盆点 和巾点 名物裂と中次を用いた古法で、裏千家独自の許状である。従来は「欄外」に区分されていた 行之行台子 台子点前の基礎で、いわゆる「乱れ」 上級(助講師) 大円草 大円盆を用いた裏千家独自の点前であり許状である 引次 行之行台子までの許状の取次をする許可 真之行台子 台子を用いた、いわゆる「奥儀」 講師 大円真 大円盆と真台子で行う格外の奥秘であり、裏千家独自の許状である 正引次 真之行台子までの許状の取次をする許可 茶名 利休以来の通字である「宗」を含んだ名前を名乗る許可であり、また正引次までの許状の取次ができる資格でもある 専任講師 準教授 茶名までの許状の取次をする許可 助教授
※この「許状」の解説は、「裏千家」の解説の一部です。
「許状」を含む「裏千家」の記事については、「裏千家」の概要を参照ください。
許状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:31 UTC 版)
「許状」は、稽古することを許可する趣旨の書面であり、実力認定の意味合いが強い「免状」「免許」「段位」などとは性格が異なる。現在「乱飾」以降は家元伝授のみであり、市中で教授を受けることはできない。また「真台子」の相伝は男性に限られ、女性に与えられる許状は「乱飾」までである。表千家教授は盆点、表千家講師は唐物の許状を得た上で、必要な要件を満たして申請することで資格を受けることができる。 許状概要資格入門(にゅうもん) 割稽古・略点前からはじめて薄茶・濃茶の基本の点前や炭手前など、世間一般が茶道と聞いて思い浮かべるほとんど全てを含んでいる 習事(ならいごと) 習事八箇条、飾物五箇条からなり、特別な状況や道具に即した変化を学ぶ 飾物(かざりもの) 茶通箱(さつうばこ) 台子点前の準備段階として重要な道具の取り扱いを学ぶ 唐物(からもの) 講師 台天目(だいてんもく) 盆点(ぼんてん) 教授 乱飾(みだれかざり) 台子点前 真台子(しんだいす、しんのだいす) 真台子を用いた奥儀
※この「許状」の解説は、「表千家」の解説の一部です。
「許状」を含む「表千家」の記事については、「表千家」の概要を参照ください。
「許状」の例文・使い方・用例・文例
許状と同じ種類の言葉
- >> 「許状」を含む用語の索引
- 許状のページへのリンク