記念・賞としての楯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 04:07 UTC 版)
もともとは、ヨーロッパの領主たちが近隣の領主に贈り物として贈与したもの。 友好の証(私がもし攻撃するようなことがあったら、この盾で防いでください)であるとともに、自領の防御力(私の領地は防御がしっかりしているので攻撃しても撃退されますよ)を暗示していた。時代が下るとともに防衛力を示す意味が薄れてゆき、功績や友情を表す記念品としての形状と『楯(盾)』という名称だけが残り、特別な贈答品として世界中に普及した(表彰盾/楯・優勝盾/楯)。優勝旗は持ち回りなので次回本大会の際に返還しなければならないが、優勝楯はチームに贈呈される。 イタリアのサッカーリーグセリエAで優勝することを「スクデットを取る」というが、この「スクデット」も盾を意味する。 中央競馬の天皇賞では優勝馬の馬主に対して楯が下賜されることから、同競走の略称として「盾」と呼ぶことがある。 卓越技能者に授与される卓越技能章のうちの楯(技能者表彰規程(昭和42年労働省告示第38号)第3条第3号の規定による) 日本赤十字社銀色有功章の有功章状の楯(章記を兼ねている) 日本水難救済会の事業功労有功盾 日本水難救済会の名誉総裁盾 国民栄誉賞
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