解釈と設定拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 06:46 UTC 版)
『北極星』のノフケーは、種族と解釈するほか、一個体とも解釈することができた。 また『博物館の恐怖』には新たな邪神ラーン=テゴスが登場しており、これを受けてフランシス・レイニーは『クトゥルー神話小辞典』において、ノフ=ケーをラーン=テゴスの化身体(顕現)と設定した。オーガスト・ダーレスもレイニーの設定を踏襲して『暗黒の儀式』で言及する。 続いてリン・カーターは『モーロックの巻物』にて、ノフケー族を描写する。古代ハイパーボリアのムー・トゥーラン半島はノフケー族の支配地であったが、ヴーアミ族との勢力争いに敗れ、ノフケー達は北へと逃げた。四大霊の相克という側面もあり、ノフケーが信仰する大気の神ラーン=テゴスと、ヴーアミが信仰する大地の神ツァトゥグァは激しく対立している。 以上の経緯によりノフ=ケーには、種族ノフ=ケーと、旧支配者ノフ=ケーの2タイプがいることになっている。さらに、ジョン・S・グラスビー(John S Glasby)は『The Nameless Tower』という作品で爬虫類種族のノフケーを作っている。結果、ノフ=ケー(ノフケー)の設定は錯綜しており、『エンサイクロペディア・クトゥルフ』、『マレウス・モンストロルム』などでもバラバラである。 種族ノフケーをイタカと関連付けたり、邪神ノフケーをクトゥルフの化身とする説もある。
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