解適合格子の方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/04 01:54 UTC 版)
解適合格子法における格子の細分化には幾つかの方式があり、代表的なものとして知られるのはセルベース方式とブロックベース方式によるものである。それぞれの特徴を以下に示す。 セルベース方式 高分解能が必要な場所の格子を再帰的に細分化するため、形状適合性に優れている。 物理現象の変化の激しい場所が時々刻々と移っていくような場合に機能的に対応が可能。 データ構造が複雑であり,一般的に隣接格子点のメモリ番地が不連続であるためメモリ分散型の並列計算で効率がでにくい。 ブロックベース方式 高分解能が必要な箇所をブロック単位で細分化する。 構造格子系で培われた利便性,高精度化スキームの適応性に優れている。 ブロック間は境界値のみでやりとりするためデータ構造が単純であり、並列化が容易。 各ブロックのメモリサイズの統制が若干困難である。
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