角間川給人屋敷のモミ群(大仙市指定天然記念物)
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「旧本郷家住宅」の記事における「角間川給人屋敷のモミ群(大仙市指定天然記念物)」の解説
2019年(平成31年)4月24日、内町(角間川町字下中町地内)の旧落合家屋敷地(旧武家屋敷)に現存する9本のモミ群(幹周囲最大2.86 m - 最少1.88 m)が大仙市指定天然記念物に指定されている。 この9本のモミ群は、角間川聖人と慕われた儒学者「落合東堤」の生誕地に所在し、江戸後期に植えられたと考えられる。山間部において自生する群落林は他でも確認されているが、平地の町場でのこの規模の群生は珍しく貴重である。 モミ群は、北西からの季節風などを防ぐ防風林、防火、屋敷囲い、出世や家の繁栄を願う縁起の良い木、給人(武家)屋敷としての家の格式の誇示、土地の有力者を表す目印(ランドマーク)などの役割が想定でき、角間川給人屋敷の屋敷割りや、角間川地区の歴史的環境を語る視点からも重要な遺産である。 ※現在個人住宅敷地であり敷地内へ入っての見学は不可。市道側からの望観見学は可能。
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