角谷一圭とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 人名 > 美術人名辞典 > 角谷一圭の意味・解説 

角谷一圭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 16:02 UTC 版)

角谷 一圭(かくたに・いっけい、1904年明治37年)10月12日 - 1999年平成11年)1月14日)は、釜師。本名辰治郎[1]。茶の湯釜の重要無形文化財保持者(人間国宝)。大阪市生まれ。

父の角谷巳之助、弟の角谷莎村(かくたに しゃそん)[2]、子の角谷勇圭も釜師である[3]

略歴

1904年、大阪市東成区深江生まれ[4]。1917年、釜師であった父巳之助から茶の湯釜の製作を学ぶ[1]。後に大国藤兵衛、香取秀真に師事して鋳金全般を学ぶ[1]。1947年日展に初入選、1958年日本伝統工芸展で高松宮総裁賞を受賞、その後も受賞を重ねる[1]。茶の湯釜以外に鏡の製作も行い、1973年の伊勢神宮式年遷宮の際に神宝鏡31面を鋳造している[1][4]。1978年に重要無形文化財「茶の湯釜」保持者となった[1]

趣味

受賞等

  • 1942年昭和17年)、商工省技術保存資格認定
  • 1958年(昭和33年)、日本伝統工芸展高松宮総裁賞[1]
  • 1958年(昭和33年)、布施市文化功労賞[1]
  • 1958年(昭和33年)、大阪府芸術賞[1]
  • 1961年(昭和36年)、日本伝統工芸展朝日新聞社賞[1]
  • 1976年(昭和51年)、勲四等瑞宝章[1]
  • 1978年(昭和53年)、重要無形文化財「茶の湯釜」保持者認定[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 角谷一圭 東京文化財研究所 2018年7月22日閲覧。
  2. ^ 角谷莎村『出身県別 現代人物事典 西日本版』p850 サン・データ・システム 1980年
  3. ^ お知らせ”. 角谷鋳金公房. 2022年8月8日閲覧。
  4. ^ a b 人間国宝・角谷一圭による鏡製作 大阪歴史博物館 2018年7月22日閲覧。
  5. ^ 角谷一圭『出身県別 現代人物事典 西日本版』p850 サン・データ・システム 1980年

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「角谷一圭」の関連用語

角谷一圭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



角谷一圭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
株式会社思文閣株式会社思文閣
Copyright(c)2025 SHIBUNKAKU Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの角谷一圭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS