複合反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/14 07:13 UTC 版)
大部分の化学反応は途中に反応中間体を生じる多段階の反応である。 このような反応を複合反応(ふくごうはんのう)という。 複合反応はいくつかの単純反応の組み合わせとして記述できる。 この複合反応の各段階を構成する単純反応を素反応(そはんのう)という。 例えばtert-ブチルアルコールを濃塩酸と反応させるとSN1反応が起こり、2-クロロ-2-メチルプロパンとなる。 この中で最終的に2-クロロ-2-メチルプロパンに変換される始めの2つの段階の生成物tert-ブチルアルコールのプロトン付加体とカルベニウムイオンが反応中間体である。
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