製靴産業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 20:34 UTC 版)
古くからフィリピンの靴産業を支え栄えてきた土地柄であり、革靴メーカーや職人などの形で市民の半数近くが何らかの形で靴産業に従事する。1887年(スペイン統治時代)、当時の市長が製靴を奨励したことが始まり。サンダルから革靴まで生産し、1950年代には「靴の首都」と呼ばれるようになった。1994年時点で、靴工場は市への登録工場で513(非登録を含めれば3000以上)を数えたが、2000年頃から安価な中国製が流入して衰退。近年はオーダーメードやインターネット販売でマリキナの靴産業は復活しつつある。 フィリピン大統領夫人であったイメルダ・マルコスは約3000足もの靴コレクションで知られ、外国訪問ではマリキナ製を履いて宣伝に努めた。 市内に存在するマリキナ靴博物館には、世界最大の革靴や、イメルダが収集してきた靴の一部が展示されている。
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