被害の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:07 UTC 版)
福井平野一帯の地域では、全壊率が60%を超えるなど、被害は甚大だった。福井平野は九頭竜川の沖積平野であり、厚く、軟弱な地盤が分布していることが、高い倒壊率の原因と考えられる。一方、加越台地など、更新世に形成された安定した地盤や、基盤が浅い山麓部などは、全壊率が低かった。最も揺れが激しかったのは30秒から40秒くらいで、5秒から15秒ほどの間に家屋が倒壊したといわれている。地割れに挟まって死傷したという、当時としては珍しい例も報告されている(後述)。震災に続いて豪雨水害が発生し、複合災害を引き起こしたことも特徴である。
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