被官_(佐賀藩)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 被官_(佐賀藩)の意味・解説 

被官 (佐賀藩)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 14:42 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

江戸時代佐賀藩における被官(ひかん)とは、陪臣たる武士を主人とし、私的に主従関係を結びつつ、苗字帯刀を許された武家奉公人を指す。佐賀藩において被官は武士と庶民農工商)との中間的な身分とされた。佐賀藩は近世においても中世的な地方知行が強く残っており、家臣の数が多く、兵農(商工)未分離であった。本藩・支藩を問わず小禄のをはじめ、手明鑓徒士(歩行)足軽などの下級武士は平時は農工商に従事していることが多かったが、被官についても同様であった。また、被官には本藩主や大配分の領主との間に結んだ直参の被官と、一般の武士との間に結んだ又被官があった。この又被官の身分は足軽より低かったが、一般の農工商よりは上位とされた。本藩や大配分の直参の被官は一般に徒士格であったが、侍格被官や足軽格被官なども存在し、身分構成が複雑であった。明治維新以降では本藩や支藩の藩主は華族に、家老から徒士までの藩士は士族に、足軽は卒族世襲の者は後に士族)となったのに対し、被官身分の者は平民に属することになった。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  被官_(佐賀藩)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「被官_(佐賀藩)」の関連用語

被官_(佐賀藩)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



被官_(佐賀藩)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの被官 (佐賀藩) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS