表計算ソフトの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 06:48 UTC 版)
さきの反復関数系を使用し、バーンズリーらにより示されたランダム・アルゴリズムを適用することでもレヴィC曲線を描画できる。すなわち、反復関数ƒ1、ƒ2をそれぞれ50%の確率でランダムに選択し、反復的に計算を実行すればよい。以下に表計算ソフトの入力例を示す。 ABCDEFGH1IFS a b c d e f p 2ƒ1 0.5 -0.5 0.5 0.5 0 0 0.5 3ƒ2 0.5 0.5 -0.5 0.5 0.5 0.5 4random ƒ X Y 5 0 0 6=RAND() B8 C8 D8 なお、B8,C8,D8のセルには以下のような条件判定の関数を入力する。 B8=IF(A6<($H$2),1,2) C8=IF(B6=1,$B$2*C5+$C$2*D5+$F$2,$B$3*C5+$C$3*D5+$F$3) D8=IF(B6=1,$D$2*C5+$E$2*D5+$G$2,$D$3*C5+$E$3*D5+$G$3) 最終6行目をオートフィルで適当な行数だけコピーし、XY散布図とするとレヴィC曲線が得られる。各変換式ƒの係数a,b,c,d,e,fと確率pは任意に変更可能である。 各列は以下のような計算を行っている。 A列:乱数を発生させる。 B列:乱数をもとに確率pに応じた条件判定を行い、用いる変換ƒを決める。 C列:先に決めた変換ƒに対応する計算をおこない、Xを求める。 D列:先に決めた変換ƒに対応する計算をおこない、Yを求める。 新たなXとYは前の行のXとYの値を使用し、反復的に計算を進める。
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