衛兵室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:17 UTC 版)
もともとこの部屋は王の近衛兵が使っていた。ここには16世紀のオーク材のドアがあり、守護聖人聖カタリナと聖トマスの像の下には、シュノンソー城を建設したトマ・ボイエとカトリーヌ・ブリコネー夫婦の座右の銘「S'il vient à point, me sowiendra(城を造れば私は歴史に残る)」という句が刻まれている。 16世紀の暖炉はトマ・ボイエの紋章で装飾されている。壁に並ぶ16世紀フランドル派のタペストリーは城の生活を描いており、結婚と狩りの場面に人気がある。 チェスト(整理ダンス)にはゴシック様式のものとルネサンス様式のものがある。16世紀には銀器や陶磁器、タペストリーなどが納められて、宮廷が宮殿から宮殿へと移動するときに使われた。 横梁がむき出しの天井には、カトリーヌ王妃の「C」を2つ組み合わせた装飾がある。床には16世紀のマジョルカ焼きタイルが残っている。
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