行基が築いた溜池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/23 13:05 UTC 版)
「蓮池町 (神戸市)」の記事における「行基が築いた溜池」の解説
当地には昭和初期まで実際に池があり、「蓮の池」「蓮池」と呼ばれていた。これは奈良時代の仏僧行基が農業用につくった溜池だと伝わっている。池は浄土にあるという「八功徳水」を模していることから「蓮の池」と称した。 古代の旧山陽道はこの蓮の池の南岸を一直線に通じていた。中世になると、海側に市街地が形成されて山陽道もそちらを経由するようになった。 行基は「蓮華寺」も創建したとされており、蓮の池を造成したときの木材の余りで作ったという卒塔婆10基があった。昭和期に蓮池町から分割された大谷町には、その板卒塔婆を伝える常福寺がある。明和年間(1764-1771年)の史料では、当地の最大の寺だったとされている。常福寺はほかにも蓮華寺の遺物を所蔵している。
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