蛍光反応
【英】: fluorescence
コアや掘りくずの表面に付着した油や孔隙{こうげき}部に残留した油に紫外線を照射することにより、固有の光を発する現象。その量、色調、強度などを観察することにより、油徴の程度や油の比重を推定することができる。一般的に油の蛍光の色は重質油から軽質油への変化に対応して、褐色 → 緑色 → 金色 → 青色 → 黄色 → 白色へと変化する。 |

蛍光反応 fluorescence
物質の中にはある波長の光(例えば不可視の紫外線やX線)を吸収し、それよりも長い波長の可視光線として放射する性質を持つものがある。これを蛍光という。炭化水素もこの性質を持つことから、採取したコアやカッティングスに紫外線をあて、油ガスの存在を調べる。この機器を紫外線検油器と呼ぶ。蛍光の量と強度、色調から含有される炭化水素の量と比重が定性的に判定できる。また試料を濾紙にのせアセトン等の有機溶媒を用いて、炭化水素を溶出させ蛍光を観察する方法も行われる。なお貝殻や一部の鉱物等が蛍光を発することがあるほか、調泥にあたって強い蛍光を発する重油が使用される場合もあるので注意を要する。 | |
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分野 | |
同義語 | |
関連用語 | ショーイング, 紫外線検油器 |
類似語 | 燐光, ルミネッセンス |
略語 | |
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