藤原定家の思い入れとは? わかりやすく解説

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藤原定家の思い入れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 06:20 UTC 版)

藻璧門院少将」の記事における「藤原定家の思い入れ」の解説

少将の歌才に惚れ込んだ定家は、それから5年経た嘉禎3年1237年)に数え76老体鞭打って自ら『古今和歌集20巻1111首を筆写し、その末尾に「歌道にたいへんご堪能少将殿には甚く感じ入るところがありました。そこで、今や私は盲人同然なのですが、そんなことを顧みもせずにまた筆をとり、こうしてなんとかこれを書き終えることができました。何かの折にご覧いただければ思い貴殿進呈するものです」といった意味の奥書入れて、これを少将贈呈したことが知られている。この話は南北朝時代の僧で歌人頓阿がその随筆井蛙抄』の中で紹介しているものだが、その頓阿自身も、藤原信実三人娘は皆優れた歌人だが、中でも藻璧門院少将は「特に秀逸」だとこれを格段に賞賛している。ちなみに定家は『新勅撰和歌集』に少将の歌を6首、頓阿ものちに自らが撰者つとめた新拾遺和歌集』に少将の歌を2首、それぞれ選入している。

※この「藤原定家の思い入れ」の解説は、「藻璧門院少将」の解説の一部です。
「藤原定家の思い入れ」を含む「藻璧門院少将」の記事については、「藻璧門院少将」の概要を参照ください。

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