藤原元真とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 歌人 > 歌人 > 藤原元真の意味・解説 

藤原元真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 04:38 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
 
藤原元真
藤原元真(狩野安信『三十六歌仙額』)
時代 平安時代中期
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位下丹波介
主君 朱雀天皇村上天皇
氏族 藤原南家巨勢麻呂
父母 父:藤原清邦、母:紀名虎
テンプレートを表示

藤原 元真(ふじわら の もとざね)は、平安時代中期の貴族歌人藤原南家巨勢麻呂流、甲斐守・藤原清邦の三男[1]官位従五位下丹波介三十六歌仙の一人。

経歴

承平5年(935年加賀掾に任ぜられると、玄蕃允修理少進を経て、応和元年(961年)に従五位下叙爵康保3年(966年)に丹波介に任ぜられた。

宮中の女房歌合内裏歌合といった歌合に詠進し、前十五番歌合に選抜されている。『後拾遺和歌集』(8首)以下の勅撰和歌集に27首が入集し[2]。家集に『元真集』がある。

元真集(もとざねしゅう)は、藤原元真の私家集。現存諸本はすべて同一祖本から派生したものと考えられる。①西本願寺本(337首)②正保版本(335首)③伝俊成筆本(335首)④宮内庁書陵部本(337首)の4類に分けられるが、転写の際の誤記による相違だけで、内容に違いはないと考えられている。内容は、屏風歌・歌合歌などの公的な歌を主とした前半部分と、恋歌・雑歌などの私的な歌を主とした後半部分から成る。

官歴

『三十六人歌仙伝』による。

系譜

脚注

  1. ^ 『三十六人歌仙伝』
  2. ^ 『勅撰作者部類』
  3. ^ 『日本人名大辞典』




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「藤原元真」の関連用語

藤原元真のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



藤原元真のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの藤原元真 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS