薬理学的関心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 15:24 UTC 版)
サルササポゲニンとその C-25エピマースミラゲニンは、変異糖尿病遺伝子(db)を持つマウスの実験で血糖値を下げ、糖尿病の体重増加を逆転させた。両方のステロイドはまた、アルツハイマー病の動物モデルにおけるムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChRs)の低下を止めた。どちらの場合も、ジオスゲニン(Δ5に二重結合を持っていて、それは体内で水素化される)の抗糖尿病活性ははるかに低いため(そして mAChRsに有意な影響はないため)効果は 5βコンフィグレーション、つまり A環と B環の間のシス結合に特異的であると思われる。一方、チゴゲニン(tigogenin=スミラゲニンの 5α-エピマー)はどちらの研究でもまったく効果を示さなかった。
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